2014年7月29日火曜日

2014.7.27(日) インカレ個人戦予選における事故について

OB・OGの皆様

夜分に失礼致します.
現在,北海道大学ヨット部監督を務めております,H22年度卒の佐藤巧也でございます.


本日は,先般開催されました,インカレ個人戦予選におきまして,艇体放棄事故がありましたので,ご報告申し上げます.


まず,事故から日数が経過した上でのご報告となってしまい,大変申し訳ございません.
現在,事故報告書につきましては,関係各所より情報収集並びに整理を行っている最中にございます.
今週中には詳細な報告書で以てご連絡させて頂きます故,御容赦下さいませ.


早速でございますが,事故の概要を以下に記させて頂きます.


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・事故概要
7/26(土),7/27(日)にインカレ個人戦予選を開催.
7/27(日)の第7Rスタート後,一気に風速10m以上に吹き上がり,レース委員会の判断でノーレースにし,全艇ハーバーバック.その最中,沈艇が続出し,運営艇がレスキューを行いながら着艇を目指す.
続々とヨットがハーバーに戻る中,ハーバー近辺・ハーバー内での沈艇等により帰着出来ない艇が発生.
北海道大学470級4424,小樽商科大学snipe級30420,北見工業大学470級3884の3艇が帰着する事が出来ず,レスキューサイドの判断で,海上に艇体放棄の指示.
小樽商大艇はハーバーを出て南側のテトラポットに座礁.当日は強風・高波のため回収作業を行う事が出来ず,北大艇・北見艇は翌日,東小樽の海岸での座礁を確認することとなる.

・気候概要
予報:北西の風 最大18m 波高4m 後 3m  落雷と突風に注意

・被害状況
人員:参加者,レース運営者全員の無事は確認.ケガ人1名(トラブル対処中のアンカー投錨時に足に打ち,切り傷,病院で治療済)
艇体:3艇とも大破.北大艇については艇体,マスト,セール共に大破

・事故対応の現状
[当日]
-海上保安庁からレース委員会,各艇の艇長への事情聴取
-現役部員,コーチによる事故報告書第一版作成
-祝津ハーバー社長諸沢氏への報告

[翌日]
-事故報告書第一判を北海道大学学務に提出
-現役部員と海上保安庁により,海上に残された艇の捜索,発見
-海上保安庁による実況見分
-艇の回収,祝津への運搬

[本日]
-海上保安庁,諸沢氏に艇回収終了の連絡
-引き続き事故報告書の作成


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簡単にではございますが,事故発生から現在までの状況でございます.



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